このレビューはネタバレを含みます
【ごめんなさい悪口です】
途中まではすげー良い映画だったのに、中盤からドッとつまらなくなる。戦時下の厳しい状況にフォーカスしているのは序盤だけで、後半はずっと娼館の映像ばかり。厳しい戦いの刹那の合間に癒しを求めているはずの男達なのに、娼館で働いている側から見ると、有象無象みたいな描かれ方が気になる。
また、そのテーマである娼婦ならではの危うさみたいなのが無く、ただの恋愛物を見ている気分になってくる。とうもろこし畑を抜けるシーンとか、どこにでもあるようなシーンを長回ししすぎじゃないか?
最後に娼館をゆっくり振り返りながら微笑むとか、ほんとやめてほしい。そこら辺の青春映画と変わらない。
夜逃げするカップルも夜逃げしたままだし、残酷な現実が見えない。軍中の楽園というくらいだから、それがテーマなのだろうか?