紅蓮亭血飛沫

アルマゲドン2014の紅蓮亭血飛沫のネタバレレビュー・内容・結末

アルマゲドン2014(2014年製作の映画)
1.5

このレビューはネタバレを含みます

アサイラムにしては比較的真面目な映画でした。
小惑星が地球に衝突する、という危機を回避するため、地殻にて核を爆発させてマグニチュード18の地震を起こして地球の軌道をずらす・・・というテーマはアサイラム色バリバリ。
安定して低予算であったりするのですが、どちらかと言うといつものアサイラムよりかは少々予算面は上?かもしれません。
いつものアサイラム映画ならば地震とかが起きてもカメラを揺らしたりせず、キャスト達が体を揺らしてる演技を隠せていないという光景が当たり前でしたが、本作では船内で行動する事も多かった分、カメラを斜めに動かしたりと“揺れ”を意識したであろうカメラワークが目立っていたのは嬉しいですね。
地震を起こして地球を救う、という作戦なのに地震への対策をしていないような被害まで出ているのは失笑物でしたが・・・。

間抜けな形で何人もの人間が死んでいく羽目になりますが、地球を救うために散って行った人々の勇姿(一応)と考えれば、邦題を“アルマゲドン”にした意義は少なからずあったとも思いますのであながち間違いではないかな、と。
一応は人類の為に自分を犠牲にする登場人物達、という構図自体は一貫していましたので。
そもそもこの手の“ディザスター映画”を制作するに至って、明らかな低予算っぷりが目立ってしまう描写・スケールのショボさ、登場人物達が行き当たりばったりな間抜けっぷりを露見させてばかりというのがちゃんちゃらおかしいわけですが・・・。
まぁ、いつものアサイラムよりちょっとばかりは楽しめたかな、と。