ひでぽよ

アルベルト・ジャコメッティ -本質を見つめる芸術家のひでぽよのレビュー・感想・評価

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魂が永遠であることを彼は頭ではなく実感として知っていた。彼の見た“盲目の”世界は果たして絶望だったのか、それとも希望だったのか。彼は、恐怖を感じ“荒れ果てた”という形容をしているその世界をこよなく愛した。芸術は人間をこんな所まで連れてってくれる。しかし僕は 彼の気持ちになると強烈な虚しさを感じた。記録映画。

(追記)
ジャコメッティの芸術的活動の面では(彼は彫刻や絵画を人との会話の手段だと言っているが)虚しさを感じるが、彼の人生そのものはすごく故郷愛や人間愛に満ちた幸福なものだったと感じた。
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