主人公ジン・アーソの父親は帝国軍の科学者で、デススターの開発の中心人物だったが、大量破壊兵器を作ったことを後悔し、その弱点をジンに託して世を去る。ジンは弱点を攻撃するために、デススターの設計図を盗み出そうとするが……というお話。
主な登場人物が殆ど新しいキャラクターであるにもかかわらず、やや、説明不足のまま物語が進行するので、よくわからない点もあるが、後半、ローグ・ワンという非正規部隊が結成され、帝国軍のデータ保管庫に殴り込みをかけ、そこから反乱軍と帝国軍の一大決戦となる展開は、オリジナルを凌ぐ素晴らしい出来である。ダース・ベイダーを初めとして旧作のキャラクターもオリジナル通りに再現されていて、ファンを裏切らない出来である。特に、ピーター・カッシングやキャリー・フィッシャーの登場シーンは、CG合成の可能性を感じた。将来的には、役者はモーションキャプチャーだけやってれば良いという時代が到来するのではなかろうか。
