とにかく素晴らしかったです。
スター・ウォーズでありながら、従来のシリーズとは違う、新しいスター・ウォーズを見せてくれた作品でした。
まさに「戦争映画」というジャンルにピッタリ当てはまる内容。
ある意味、今までのスター・ウォーズ作品では描かれてこなかった裏、もしくは暗い面を忠実に描き出している感じです。
エピソードⅣの台詞の中だけに登場する「デス・スター設計図奪還の為に戦った人々」が深く掘り下げられており、加えて銀河で最も強い存在であるジェダイが登場しないことで、より一層絶望的な状況が描かれています。
そんな中で、一粒の小さな希望を信じて戦い、「新たなる希望」へと物語を導いていく、スター・ウォーズサーガの中でも重要な役割を果たし切った作品でした。
戦闘シーンは圧巻の一言で、地上戦も空中戦もガッツリ描いてくれたのが個人的には最高でした。
特に地上戦では、ドニー・イェンの流れるような美しいアクションに目を奪われました。アクションのスピードも、従来の映画に出てくるようなアクションより圧倒的に早くて凄かった・・・。
チアン・ウェン演じるベイズとの熱い信頼関係も良かったです。
友情で言えばキャシアンとK-2SOの凸凹コンビも可愛かった。
フェリシティ・ジョーンズも、今までの綺麗系な役どころから離れた、少し薄汚れた感じの役が新鮮でハマっていたと思います。
ディエゴ・ルナやリズ・アーメッド、マッツ・ミケルセンも良かった。
やっぱり自分はガエル=ガルシア・ベルナルよりディエゴ・ルナ派だと再認識しました。(笑)
エピソードⅢとⅣの間を繋ぐ「要」となる作品で、それぞれの作品のキャラクターを再登場させることにより、新3部作と旧3部作の架け橋になってくれたのが本当に嬉しかった。
個人的にアンティリーズの名前が出てきて感動しました。(笑)
そしてMay the force be with you.と同じく、必ず毎作品に出てくる台詞であるI have a bad feeling about this.が、まさかあんな風になるとは!
その場面では思わず吹きました。(笑笑)
CG技術が進んだ現代だからこそできる演出も組み込まれていて、SWシリーズへのリスペクトが随所に込められた作品に仕上がっていました。