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ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリーのnのネタバレレビュー・内容・結末

4.4

このレビューはネタバレを含みます

名もなき孤独な英雄たちの物語。

「辛い時はいつも独りだった」この言葉選びに胸が熱くなった。ローグワンの結束力、覚悟の強さ。
K2とキャシアン、盲目の戦士とその相棒、絆の強さと別れに涙が止まらんかった…

最初の方は、知ってる人全く出てこーへんし話が複雑やしで観続けるモチベーション下がってた。笑

盲目の戦士かっこよすぎる。こういうアクションをライトセイバーの演舞的アクションもええけど、こういうスマートなアクションも素敵。

EP4観てる時に、「いやいや、何でわざわざ弱点なんか作るねん!」って思ってたけど、そういうことやったんやね。凄い。

EP4からの闘いがあるのは、ローグワンの活躍、犠牲があってこそなんやと思うと、この話全体への見方がかなり深まった。
これだけの犠牲を払って得た平和が、EP7でまた奪われてしまうんだ…と、なんとも言えない気持ち。戦争映画観た時の様に考えさせられた。

フォースを使えるわけじゃないあの盲目の戦士にとって、フォースは希望やったんやなぁ。最後まで唱え続けてたのが凄く印象に残ってる。
ローグワンを観て、シリーズ全体のテーマが見えてきた気がする。希望を繋いでいくこと。ローグワンが盗み取った設計図=希望もレイア姫に受け継がれていく…

誰一人としてフォースを持っていないのにスターウォーズシリーズに深みをもたせる作品。スピンオフやのに、1番好きかもしれない。

〜以下メモ〜
世間のはみ出し者たちが協力し、一つの信念のもと死闘を繰り広げるという要素は、「スター・ウォーズ」の生みの親であるジョージ・ルーカスが学生時代に観て熱狂したという、黒澤明監督の『七人の侍』と重なっている。それは、黒澤映画のオマージュに溢れる「スター・ウォーズ」の原点に連なる作品としてふさわしい。
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