紅孔雀

ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリーの紅孔雀のレビュー・感想・評価

3.7
う〜む、クセが強い。良くも悪くも、ギャレス・エドワーズのスター・ウォーズでした。俳優達に華がない(フェリシティ・ジョーンズも含めてです。ファンの方、ごめんなさい)が、その渋さも魅力と言えば魅力。ミケルソン、ウィテカー等、いい味出してます。冒頭、牢屋でヒロインと同室なのが、寿司のアオヤギ(?)の如き宇宙人だったりするのも、この監督らしい凝り方で良かったです。
そして前半の暗い色調から後半のド派手な戦闘シーンへの転調も見事。ただ、反乱軍が一致団結して帝国軍に立ち向かうところで、もうひとつ胸熱にならないんですよね。なんか、カタルシスがない。“大人のスター・ウォーズ”って感じでした。
驚いたのは、反乱軍の幹部に「特捜部Q」のアサドさん(ファレス・ファレス)が紛れ込んでいたこと。非戦派の議員で全然活躍しない(!)んですが、こうした配役も監督の好みなんでしょうかねぇ。
紅孔雀

紅孔雀