このレビューはネタバレを含みます
観ていて、ホントに辛くなった。もっと可愛らしい、小さな兄弟の冒険話かと思ったのに…。
この母親は決して子供が大切ではないわけではなく、時々、忘れてしまう。
恋をすると、楽しいことがあると、子供が大事だってことを忘れてしまう。
そういう人って、案外いるんだろうな。
お兄ちゃんはとことん弟に優しくて、その献身さ、健気さが泣けて仕方なかった。
兄弟のフェンスの越え方が秀逸だったのは、いままでたくさんのフェンスを越えてきたからなんだろう。それがまた切ない。
親に決定的なことをされる前に、自分で選択できたのは唯一の救いでした。