あきしげ

リターンド・ソルジャー 正義執行人/沈黙の執行人のあきしげのレビュー・感想・評価

2.5
セガール拳はまだまだ進化していきます。

良かった点。

・スティーヴン・セガールは絶対無敵
・期待を裏切らないストーリーの展開
・今回はセガール拳に新たな能力付加

悪かった点。

・悪役と黒幕という分かりにくい二段階
・今回は格闘アクションが少し足りない
・難しい事をやろうとしてできなかった

いつでも期待に応える『沈黙』シリーズ。
安心して鑑賞ができる数少ないシリーズ。

その中心にはスティーヴン・セガールがいます。
近年は加齢と体重増加でアクションができない。
それでも“セガール拳”のマスターは健在です。

今回は拳よりも短刀での殺しがメイン。
多分、買った短刀が気に入っただろう。
それで次の映画で短刀によるアクションをやりたい。
そこから本作に繋がっているのだろう。
セガールならありえる事だと思います。

“セガール拳”の新たな能力に待機が付加。
短刀を構えている時、相手は待機している。
例え、銃口を向けても必ず待機しています。
それが今回の新たな特殊能力となっている。

もちろん、マスターした“セガール拳”も発動している。
今回もケガどころか、汗や息、食欲すら感じさせません。
大事な髪型だって一切乱れる事なく組織をぶっ潰します。

ただ、今回は悪役と黒幕の二段階となった。
ちょっと難しい事をやろうとしていました。
しかし、慣れない事なので最後は強引です。

中途半端に黒幕が粘らないのもスッキリします。
有利な立場からワザワザ自分から不利な立場に。
これも“セガール拳”がもたらす不思議な展開。
相手が巨大な組織を持つ黒幕でも敵うワケない。

“セガール拳”はまだまだ進化し続けます。
あきしげ

あきしげ