【狂おしい悲恋を美しく演出するバンサーリーの職人技。】
敵対する部族の長の息子/娘が
ホーリー祭で出会い、恋に落ちてしまう物語。
そう、ロミオとジュリエットのボリウッド版です。
細かい、細かい作り込みが、
悲しくてでも狂おしく強く燃え上がる恋を
どこまでも目が離せないような美しさで表現します。
お香の煙のくゆりを活用した舞、
祭りの祭に輪になって踊るシーン、
幻想的なリーラーの邸宅でのロマンスなど・・・
一昔前の少女漫画のような
いうなれば「ケバケバ」ともいえるのですが
これでもか、これでもかと「恋に落ちる」その心情を
さまざまな心象風景/心象音楽で表現してくるんです。
好きな人とみた・・・いけど、
多分、自分ひとりで、あるいは女友達とみるのがおすすめです。