安堵霊タラコフスキー

ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破の安堵霊タラコフスキーのレビュー・感想・評価

4.8
エヴァ投票の結果発表の日なんで一番晴れやかな気分になって好きなこれを久々に見たわけだけど、やっぱ何度見ても圧倒的かつ感動的。

ほぼほぼ新しい作画の総集編だった序と違い最初からオリジナル展開が挿入されたんで殆ど新作として見るべきだと初見時には身構えたが、知ってるはずの使徒の知らない姿とかTVシリーズを超越する描写の数々には半ば放心状態となり、リアルタイムで97年の劇場版を鑑賞した人間はこんな気持ちだったのかと文字通り魂消た。

特に戦闘描写のとんでもないこと起こってる感はいくら繰り返しても慣れないものがあり、こういう感覚こそエヴァの醍醐味であるよなとつくづく思う。

Qのせいでこの作品における諸々が茶番と化してしまった感があるようで甚だ残念ではあるが、これ自体の出来には文句のつけるところがまるで無いってレベルなので(強いて言えばちょっと痛いマリのキャラくらい?)満足する他無い。

しかしあの妙に印象に残る日常シーン、何故太陽を盗んだ男のBGMだったのだろう?