ハム

僕と世界の方程式のハムのレビュー・感想・評価

僕と世界の方程式(2014年製作の映画)
3.4
所々胸が痛くなるシーンや感動するシーンがあって泣いてしまったが、分かってはいてもやっぱり最終的にはこういうパターンなのねと少しがっかり…
自分自身があまり恋愛に興味がないせいで、最後恋愛に全振りしてしまうと少し萎えてしまう。観終わった感想はグッドウィルハンティングと全く同じで、個人的には数学で頑張っていく姿も見たかったなあと…。

でも最後チャン・メイとの出会いからお母さんとも分かり合えたのは良かった。
お母さんもずっとお父さんと何が違うんだろうと悩んでいただろうけど、お父さんが息子の前でポテトを鼻に突っ込んだり色んな努力をして楽しませてたことを知れたのは大きいと思う。でもお父さんみたいに心が広い人の方が少ない訳で、本当に当事者にしか分からない辛さがあるからこういう問題は難しいんだよね。

一番辛かったのがルークのエピソード。
ネイサンは割と自分の殻に籠るタイプの性格だから1人でも良いのかなと思うけど、ルークは多分仲良くしたかったんだろうなって思うと凄く辛い。
多分エビの話は映画ではウケてたから同じ事を言えば皆んなに笑ってもらえるかなって思ってやったのに、馬鹿にされてどんなに悲しかっただろう。数学も楽しくないけど数学しか出来るものが無いからやってたのに健常者に成績すらも勝てなくて、才能があるのが唯一の救いなのにそれすら無かったら?っていう言葉に胸が痛い。

主人公役のエイサ・バターフィールドは個人的にセックス・エデュケーションのイメージが強かったんだけど、こういう物静かで知的なイメージ合ってるね。
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