ひろくん

僕と世界の方程式のひろくんのレビュー・感想・評価

僕と世界の方程式(2014年製作の映画)
4.7
「自閉症は個性」というような描かれ方が強い。それがマイナスに働いてしまうキャラクターもいるが、「彼らのような人間」といった具合で病名はあれどそれを病気と受けとることは俺にはできなかった。むしろ主人公にはこういう個性があったから開けた道もあり、彼を愛した人たちは不器用でも彼らしい生き方を応援し支えてきた。不器用なのに器用であろうとして何もできないくせにこんな自分は他人には理解されないと独り善がりにもがき苦しんでいる自分のほうがよっぽど病気なんだ。愛されたい、愛してもらえないなんていうのはまったく傲慢で、情けない。自分一人で生きてるなんて考えるなよと思わせれくれた愛の物語。エモ・オブザイヤー。台湾人の女の子がかわいい。
ひろくん

ひろくん