映画館地蔵

僕と世界の方程式の映画館地蔵のネタバレレビュー・内容・結末

僕と世界の方程式(2014年製作の映画)
2.5

このレビューはネタバレを含みます

発達障害児の家族の辛さを描いてるのはいいし日本では微妙に理解されてないのでこういう映画はあるといいかもしれない。
ただ話としては、数学の天才である男の子が数学の天才だらけの集団に入って個性を失い、その中のチャラい中国人の女の子にまんまとハマって夢を投げ棄てるっていうものにしかなってないように感じた。

そんな本筋よりも、イギリス代表チームにいた空気が読めず村八分にされてた子(選抜に入れなくて自傷してた)のように天才系発達障害児が集団になった時、何人かは没個性化し、ただの扱いが難しいだけの子になってしまうという問題や、こういう空気が読めない子同士が集団化したときまたその中で空気が読めない子が生まれるといった現象の方がテーマとして興味深く感じた。
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