ヒメアノ〜ルのLizettteのレビュー・感想・評価

久しぶりにすごい邦画を観た。森田の人間味のある殺人鬼と岡田という平凡な男の人生の交点で起こることを現在進行形に描く映像(セックスと殺人のシーンを交互に映すなど)により、2人は実は同じなんじゃないか？(互いが互いの人生を歩むこともありえたのではないか)という考えに陥させられると同時に、あまり語られないその間の2人の人生に想像を巡らせてしまい、ラストシーンでは変えることの出来ない過去とその凄惨さに涙する。すげえ。