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ヒメアノ〜ルのtyapiokaのレビュー・感想・評価

ヒメアノ〜ル(2016年製作の映画)
3.9
記録整理。タイトルクレジットが抜群にカッコいい。前半と後半の色調の違いもいい。エロスとグロのバランスもよく、映画的なクライマックスにするため原作を改変しているのもよかった。
2021.05.20
カリスマ的殺人鬼でなく、パチンコ、タバコ、汚い染め方、ちょっと間の抜けた話し方、服装、レイプ、ずさんな死体処理とどこか隣人感がある。全身を使って殺す重労働感、余裕のある殺人シーンがない。だからこそ、怖い。死体見てオナニーというシーンで現実感のない殺人鬼になってしまったかと思ったが、過去のいじめのワンシーンと重なり、どこまでも日常の延長に徹したキャラクターでよかった。一方で、殺人鬼の心理については直接語られず映像に留めるのもよい。
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