ヒメアノ〜ルのネタバレレビュー・内容・結末

「ヒメアノ〜ル」に投稿されたネタバレ・内容・結末

狙い撃ち!ばきゅーん!
淡々と人が死んでいく様が恐ろしく異常事態なのに、その殺害のほとんどが手段でしかないせいで日常に溶け込んでいるように感じてまたそれが異様だったな。
森田くんがカレーを食べる一連のシーン大変よかった。

朝の5時から見て正解。夜な夜な疲れた脳で見るにはもったいない。
とにかく森田くんが救われない。とにかく救われない。誰も悪くない、学生時代の森田くんは至って普通だったけど、いじめによって捻れてしまっただけで、もしいじめられてたのが岡田くんなら狂っていたのは岡田くんだったかもしれない。カレーライスを食べるシーン、凄く怖かった。レイプして殺して食べる。帰ってきた人をメッタ刺しにしてまた食べる。パジャマを借りて寝る。森田くんにとって殺人はただの手段でしかなくて、殺意を持って殺したのはいじめっ子と岡田くんだけだったと思う(死んでない)。
めちゃくちゃ怖い。闇金ウシジマくんなど、こういうタイプは観ると夜寝られなくなることが多い・・・夜道に気をつけようという気持ちになった

でも森田と先輩のキャラが素晴らしく、飽きることなく観れたし、とてつもなく面白かった。先輩は気持ち悪いが、愚直で良い奴で、この映画の癒しだった。

最後の場面までは森田の一挙一動にビクビクしながら観ていたが、森田が最後に「また遊びに来てよ!」と笑顔で言う場面はそれまでの森田の非道を一瞬忘れてしまうくらいに悲しく、印象的だった。悔しいが、感動してしまった。
結構どキツい。剛くんやばい。麦茶切ない。
前半と後半のメリハリが強く引き締まる。
古谷実作品とは思えないほどのサスペンス&スリラー?
まっさらな人間でもこうも変貌してしまうのか?優しい人間だったのに…
と最後は虚しくなる。
原作より映画版の方が好きです。
タイトルの持って行き方とか最高です。
今からヒメアノールが始まるのか、と気が引き締まります。
岡田と森田の対照表現も素晴らしいと思います。

イジメってホント最低最悪のゴミカス犯罪行為ですよね。
この映画に出てくるイジメという犯罪行為を現実に行ってるカスが存在してると思うんですよ。死なないかな~
だからと言って無差別殺人を行う理由にはなりませんが。

最後の「お母さん、麦茶持ってきて」は卑怯です。泣けます。
人との出会いや環境が違えば、森田もこんなことにはならなかったはずです。
漫画版だとナチュラル・ボーン・サイコキラーですが。
森田剛の演技が良かったです。
メモ

全体を通して好きな作風の作品。
各々の登場人物が物語の中での心情の移り変わりや考え方が変わってってる姿が見ていて面白い。

最初はムロツヨシがちょっと変わったヤツやな。って印象だったが森田剛のサイコパス具合がスゴい。
人を殺す事に対してなんの迷いもない人間。
けどそんな森田剛を作り上げたのは周りの環境であり、最初から殺人鬼だったワケではない。
ラストでも昔飼っていた愛犬と似た犬を車で引きかけて避けた際に事故にあい警察に捕まる。
そのショックでおかしくなったのか、いじめられる学生時代の森田剛になっていたのがなんとも言えないやるせなさ。

作品の演出の仕方も
森田剛がわぐっちゃんカップル殺してるシーンと濱田岳のカップルのベッドシーンを交互に映したり
独特の趣味の悪い演出が森田剛のサイコパスさが際立たされて個人的には好き。

この監督の他の作品にも興味が湧いた。
2019年80本目

ムロツヨシは絶対ムロツヨシなんだけど、絶妙にベクトルの調整が出来てどれ観ても飽きさせないのがすごい。最初そんなムロツヨシにへらへら笑ってしまった分、タイトル出てからはじわじわ精神を追い込まれました。いちゃつく二人と森田くん周辺を交互に映すのも、いじめのシーンも、最後までずっとキツかった。二人が付き合ってるのをムロツヨシが知ったときだけが唯一の回復ポイント。チェーンソーでバラバラにされなくてよかったね!
森田君がアパートの女性を襲って脱がせた下着を見た時の表情が一番ゾッとした。
>|