作家志望のアメリカ男24歳と、既婚で子持ちのフランス女33歳が不倫する話。今まで観た恋愛映画の中で一番好き。
不倫や、年の差恋愛、異文化恋愛をしたことがある人は共感しちゃう場面あるだろうし、そういう経験がなくともラストはきっと泣くと思います。
こういう結末になるだろうってわかっていたのに、最後は正直ボロボロ泣いちゃって、ストリングスを基調とした上品で美しい音楽も相まって、ただ一心に画面にのめりこみ、切なさと感動の渦に飲み込まれていました。号泣。
本当に素晴らしい作品です。これは脚本の勝利かな。すべてのセリフがとてつもないセンスで、上質な小説を読んでいるかのよう。観終わった後もいろんなセリフがジーンと心に残ってる。
中でも「この世には敵に回したくないものがふたつある。ひとつは自然、もうひとつは愛よ」ってセリフが印象的。
あとはセントラルパークのベンチに刻まれている様々な言葉たちね。いつかNYに行ったら訪ねてみたいなぁ、と思わせてくれました。
吹き替えでも観てみたけど、これは字幕のが良いです。実際の俳優陣の声や話し方が素敵だから。
ちなみに主役を演じた彼は、プライベートでの事故死により他界しました。彼をもう見れなくなると思うと残念です。
