◆あらすじ◆
建築家のダミアンは仕事で大きな成功を収め、富豪として暮らしていたが病気により余命僅かだと宣告される。そこに科学者のオルブライトがクローンを用いて若い身体に頭脳を移す技術をダミアンに提案し、ダミアンはそれを受け入れ、若い肉体に生まれ変わって新たな人生を歩み始めるのだが...。
◆感想◆
余命僅かな主人公が特別な技術でクローンの若い身体に乗り移るストーリーとなっており、新たな体で若返った主人公がその後、恐るべき真実に直面していく展開はとてもスリリングで、もし自分だったらどうするだろうと想像してしまう面白さがありました。
建築家として名声を得たダミアン(ベン・キングスレー)は富豪として不自由のない生活を送っていたが、若い頃に放置していた娘のクレア(ミシェル・ドッカリー)と疎遠になっており、仕事を優先する人物であったことが描かれます。余命僅かのため、ダミアンはクレアと仲直りしようとするのだが、お金の支援で解決しようとしたことで更に軽蔑されます。ダミアンなりの気持ちなのだが、人付き合いがビジネスライクになってしまっていて、酷く不器用な人物に見えました。
ダミアンの前に科学者のオルブライト(マシュー・グード)から若い身体への転移技術を紹介され、ダミアンは死の恐怖に晒されたため、それに乗ります。若い身体を手に入れたダミアン(ライアン・レイノルズ)は新たな人生を謳歌するのですが、その体には秘密があったということが本作の肝となっており、その後はスリリングな展開が始まっていきます。ダミアンは新しい身体に転移してから毎日、オルブライトから渡された薬を飲まないと謎のフラッシュバックに襲われ苦しむのですが、恐らく観ている人のほとんどが体の秘密を想像できると思います。ダミアンはその後、多くの敵に追われる展開はスリリングで激しいアクションシーンの連続になるので、とても楽しかったですし、映像の変化の多さもあって退屈することなく最後まで観ることができました。
ラストは誰もが納得できるものになっていて、とてもスッキリしました。
ネタバレなしで記述したので、意味不明な感想かもしれませんが、SFスリラーとアクションのバランスの取れた作品としてとても面白かったです。
鑑賞日:2025年4月11日
鑑賞方法:CS WOWOWプラス
(録画日:2024年6月20日)