このレビューはネタバレを含みます
最後はスカッとするし、珍しく一刻も早く消えて欲しい悪役だったから、開放感があって良い。
アンハサウェイは髪ボサボサだし、心底ダメな感じが逆に良い(何歳の設定なのか…)。というか登場人物、全員ダメ。
アクションやラブストーリーを期待すると的外れになる。多分。
細かいところ訳わからない(フライト時間爆アメリカと韓国近すぎじゃね)し、怪獣とシンクロしたきっかけも「まじか笑」て感じだけど、まあ、気にならないといえば気にならない。
それよりも、器が小さい自己嫌悪の塊のくせに力を手にしたばっかりに凶暴になるサイコ凡人オスカーを筆頭に、ダメ彼女を保護者として精神的に支配しようとする過保護ティムとか、頼りないを通り越して影と化す優男とかを放り投げて成長するグロリアを見るのが楽しい。
オスカーは本当にイライラするタイプの悪役。小物だししつこい。グロリアに固執してるのも、まあ多分自分よりも優秀(作文とか工作とか)な上にニューヨークなんて大きい場所に飛び立った彼女が妬ましいだけで、好きでは全然ない…というのは最後のビッチ絶叫で伝わった。
あの花火だって、彼女の褒めた古い方を焼き尽くしてるんだよな主に…。サイコ…。
オスカーが一瞬たりとも被害者のことを考えないのも気持ち悪い。ロボになる前から、同情するグロリアの横で、歴史の目撃者だとかぬかしてたしな。
モンスターは純粋に可愛かった。