でんぷん

シンクロナイズドモンスターのでんぷんのレビュー・感想・評価

3.8
怪獣のくだりは序盤のツカミ、そこからは主人公をとりまく登場人物の豹変に焦点が移り、後半は怪獣の設定をうまく絡めて怒涛のラストへ。
怪獣映画というよりサスペンス、サイコスリラーだが、その中での怪獣というギミックのまったく新しい使い方に感心した。
それでいてアイデア止まりでは全くなく、主人公のリアルなダメさや人間関係に暗雲が立ち込める細やかな演出、演技が素晴らしい。そしてコメディ要素もスベってない。アンハサウェイかわいい。B級感ムンムンでありながらかなりの実力派だと思う。
引っかかった点としては、人命がかかっていることに対するリアリティの欠如か。人命に対する2人の感覚の差を描こうとはしてるんだけど、どうも災害が矮小化されてる感じがしていまいち感情移入しきれなかった。まあ、そこを重く描いてしまうと主題が変わるし面白くなくなってしまうのも想像がつくが。