mutuzo

シンクロナイズドモンスターのmutuzoのレビュー・感想・評価

3.3
年末の30日に封切りとなり、年が明けてやっと観れました。

原題は“Colossal(巨大な)” 、このタイトルはある種のネタバレ。

酒浸りのグロリアは同居する彼氏から追い出されて、故郷に帰る。同級生の経営するバーで働くことになるが、ある日ソウルを襲うモンスターと自分の動作が同期していることに気づいた。

アン・ハサウェイが演じるダメ主人公が愛らしいです。
昼間っからグダグダしているグロリアが、モンスターの出現とともに自分を見つめ直して行く過程が上手く描かれていました。

なぜソウルが攻撃の対象なのか?なぜいつも同時刻なのか?
中盤まで明かされないので、単なる飲酒依存への警告なのか?
嫉妬深い男の未練がましさを見せたいだけなのかと思いましたが、グロリアの成長が物語の要だったようです。

あのモンスターの造形は、円谷プロのウルトラマンに出る貧弱版の「ゴモラ」に思えました。

最後に、グロリアは大胆な行動に出ます。
後で気がつきましたが、直前に彼女の家の壁に掛かってあった地図がひっくり返っていた(私にはそう見えたのですが)のが、その暗示だったのでしょう。そして最後に”colossal”です。

ラジオで聞いたのですが、この監督は松本人志監督の「大日本人」に着想を得たそうです。
決して笑ってはいけません!