はせ

シンクロナイズドモンスターのはせのレビュー・感想・評価

3.0
『最前線の映画を読む』シリーズ。

ダメ女のグロリア(アン・ハサウェイ)は、余りにもダメすぎて彼氏に家を追い出され、地元に帰ってくる。求職中にもかかわらず、同級生オスカー(ジェイソン・サダイキス)たちと飲んだくれる毎日を送る。ある日、彼女がある特定の時間帯に公園に立ち入ると、なぜか韓国・ソウルに巨大怪獣が現れ、その動作がグロリアの動作とシンクロしている、という異常事態が発生する。自分の動作が地球の裏側で甚大な被害をもたらしてしまっている。ショックを受けたグロリアは、オスカーたちにその事実を打ち明けるが…

ちょっと何言ってるのかわかんないあらすじですね笑

評価できる点は…アン・ハサウェイがひたすら可愛い・オスカー女優なのに出オチ映画で製作総指揮・散りばめられたゴジラ愛溢れるオマージュ・SFコメディかと思いきや…な予告でジャンル詐欺的な展開(これはいい意味で)・ある登場人物のサイコっぷりなどなど…。
グロリアはなんであんなに広い家に住んでたのか?なぜグロリアの両親は地元にいないのか?オスカーの店の裏側が意味するものは?など、明確に語られないので考察する余地がある。オスカー=アン・ハサウェイにとっての主演女優賞受賞という事実のメタファーではないか、なんて考察もあるらしい。

ただ、このシナリオの根幹たる「なぜ異常事態が起こったのか?」という部分の説明がフワッとしすぎて決定的に説得力が足りないので、この映画の面白い部分がパーになってしまって…なんか惜しい!ナチョ・ビガロンド&アン・ハサウェイコンビで是非ともリベンジして欲しい。
はせ

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