どん底に落ちたボクサーが再起する、ありきたりな内容ではあるけれど、ジェイク・ギレンホールの演技が光る感動映画。
あらすじは、世界ライトヘビー級王者のビリー(ジェイク・ギレンホール)が他の選手から挑発をされケンカになり、最愛の妻が犠牲になり亡くなってしまう、そして試合にも負け、自殺未遂も起こし、娘とも引き離され、何もかもを失う。そこから自分自身を見つめ直し、娘を取り戻すために這い上がり、再起戦に臨むって王道的なストーリー。
何が良かったってジェイク・ギレンホールの体作りから、ボクサーって役になりきった演技力が本当にすごいと思った、「ナイトクローラー」でも思ったけど、役作りが徹底していて、どんな役にもなりきれるとこが実にすごい!。トレーナー、ティック役のフォレスト・ウィテカーもこうした役柄をやるにはハマり役すぎた。
試合のカメラワークもすごく臨場感に溢れててよかった。
ロッキー1ほどの高揚感はなかったけど、自分を見つめ直し諦めない力を得たい時に見るといい映画だと感じる。