ボクシング映画といえば『ロッキー』だけど、
…これもいいじゃん。
ストーリーは新しいものではないし、ツッコミどころも多々…。
(序盤、身内に起きる不幸な出来事がとってつけたよう、などなど)
だけど、この作品は熱い。
不器用だけど、ひたすら熱い。
ありきたりだけど、ボクシングを題材とした映画はやはりいいなと思える。
役者の力も大きい。
特に主人公演じるジェイク・ギレンホール、
前半の豪快さ、後半の繊細さ、
そして説得力バツグンに仕上げた身体、
トレーナーのフォレスト・ウィッテッカー、
個人的な印象ではスポーツ系の映画に出るような役者をイメージしていなかったけど、雰囲気ピッタリな見事な役作り。
さすが。
もちろんレイチェル・マクアダムスもね。
持ち前の"可愛さ"というより女性の"強さ"をこの映画では発揮していて、出番の少なさにも関わらず存在感ありあり。
どストレートに熱い映画だ。