思ってたのと違って重た〜い内容でした。
ブラッドリー・クーパーは、結構こういう情緒不安定なキャラクターを演じるんですね。
ダニエル・ブリュールはあいかわらずかわいいし。苦労人の役が似合いますね。
料理人の世界を垣間見るのは、「マーサの幸せレシピ」や「シェフ」で見たぶん何回目かなんですが、本当に戦場なんですな。
おっかない職業だこと。
料理は芸術品のように綺麗で、撮影に参加したであろうフードスタイリストさんの仕事っぷりがすごい。
でも、おいしそうってより綺麗って感じで、ああ食べたいな!っていうタイプの見せ方ではなかったですね。(「シェフ」の方がおいしそうだった)
料理のシーンを演じる俳優さんたちもすごい。
どうやって練習したんだろう。
主人公が、やさぐれを繰り返しながらも、まわりが見捨てることはなく、むしろなんだかんだ世話を焼いてあげていたりして、ちゃんと愛されているところがよかったです。
最後は希望を感じさせる終わりで安心。
傷だらけになりながらも、少しずつ一歩すすんでいけるとか、自分が思っている以上に、周りの人はちゃんと愛してくれてるって
そんな話のように感じました。