感想の為の再鑑賞。
本作品、結構好きである。
大好きな俳優のブラッドリー・クーパーが主演というだけで十分美味しいが、登場する料理たちも十分美味しそうである。
主人公アダムの周りには、いつも凄く良い人達がいるのだけれど、それは何故か…。
そこのところ(何故に良い人を惹きつけるのか)が描ききれていなかった感が否めないのは残念なところ。
なんだかんだで、ミシュランの3つ星を取るため悪戦苦闘するわけだが、世の中のシェフってこんな嫌なやつばっかなのか?ってくらいにある意味自己中なのだ。
華やかな世界こそ舞台裏なんか見るもんじゃないなという感じ。
だから、余計に何故にこんなに皆んなが彼を慕うのか明確なところが欲しかった。
けれど本作品、料理関係の映像やうんちくとしてなかなか愉しめるものだったので、共感できる方に是非鑑賞してみて欲しいと思った。
美しい盛り付けで芸術的なひと皿が出来上がる光景は本編のストーリーとは無関係に魅力的だった。