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64 ロクヨン 後編のSankawa7のレビュー・感想・評価

64 ロクヨン 後編(2016年製作の映画)
2.8
Netflix配信終了間際駆け込み‼️ロクヨン後編レビューです。

テレビ版再視聴レビューから、映画版続けて。

前編の方がまだまし。
後半の30分はかなり蛇足な原作改変。

そもそものロクヨンのコンテンツとしての面白さを喪失。

未解決誘拐事件を巡る被害者父親(永瀬正敏)と被害者を救えなかった現場警官たち(吉岡秀隆、窪田正孝ら)のその後の人生と彼らの凄まじいまでの執念。
クロスオーバーして娘が失踪中の県警広報官、事件当時は現場の刑事、三上(佐藤浩一)と被害者の父親との強い感情的同調。

事件を利用する本庁の陰謀と県警の権力争い、間に挟まれ、警察とマスコミの対立を処理する広報課。三上の広報官と刑事のアイデンティティーの間で揺れ動く感情。

この骨太なテーマの上に未解決事件を巡る謎解きが加わるバランスとストーリーの面白さが絶妙であることだったはず。

だからそれを巧みな編集で再現したNHKドラマは非常に面白かったわけだが、映画版は何をどう見てもかわいそうな誘拐被害者の父親とそれに同調する三上がメインになってしまっており、結末というかエンディングのシークエンスを2時間ドラマみたいなレベルに落としてしまった。

最後の30分はホントに残念。これはロクヨンじゃない。
ラストシーンは強いコレジャナイ感で泣けた。

永瀬正敏と緒方直人の演技はよかったよ。