【タウンページ】
実は前編だけ映画館でみて、後編は結局見なかったというこの映画。
前編をほぼ覚えてなかったので、前編もセットで借りてきてぶっ通しでみました。
7日しかなかった昭和64年に犯人を引きずり戻す。
娘がいなくなる。刑事はそんなこともわからないのか。
等々。この映画予告だけでもインパクトのあるセリフが多かった印象です。
少女誘拐殺人事件…64。
それをなぞるような事件が時効が1年に迫った現代で発生する。
この時点で、現代の事件の方の犯人は彼なんだろうなというのは結構わかっちゃって、(だから見なくてもいいかとなった原因)ちょっと期待を裏切って欲しかったんですが、やっぱりあってました。
でも、とにかく父親の執念が素晴らしかった。
娘どころか結婚もしてない自分からするとこの映画に出てくる様々な父親の気持ちになることはまだできませんが、父の娘に対する熱い想いだけはビシビシと伝わってきました。
タウンページ、公衆電話…
今でこそ見ることも少なくなりましたが、ほんのすこし前まで普通にあったんですよね。
14年間、雨宮という父親がいかに過ごしたのか…
その答えを考えると本当に切ない物語でした。
豪華キャストの演技は言わずもがなでしょう。
前編とはまたテイストの違う出来に仕上がってましたが、警察内部の話が中途半端に終わってしまったのは前編で風呂敷を広げ過ぎたか…
というより、むしろ後編が64の話しで、前編は警察内部の話だったので前編があまり活きてない。
せめて前編であんなに熱い関係になった広報官と記者クラブの関係性くらいもっと上手く描けたのではなかろうか。
しかし、なぜ犯人は娘を殺すまでしないといけなかったのかな〜
そこだけは描いて欲しかった。
2017.2.15