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64 ロクヨン 後編の鰯のレビュー・感想・評価

64 ロクヨン 後編(2016年製作の映画)
3.4
花の持たせ方に違和感

平成14年。ロクヨンに模した少女誘拐事件が発生する。誰が如何にしてこの事件を起こしているのか。そしてロクヨンの犯人を昭和から引きずり出すことはできるのか

顔相撲に後編から加わった柄本佑さんが素晴らしかった。記者会見で矢面に立たされる際の気弱な表情と根気がよく伝わりました。それから、ポスタービジュアルの中で唯一前編には登場しなかった緒方直人さんと、渡辺真起子さんはいい表情が拝めました
後編も前編に引き続き、顔相撲中心で、説明を省略するスタイルは好みです。正直言って、原作未読で理解しきれていない部分もありますが笑

「びっくり」展開はあまりなく、粛々と物語が前に進んでいくので評価は難しいですね。
ただ前編でいい顔がみられた数人がほとんど活躍しなかったのは残念。その一方で、終盤のセリフの割り方や周囲の人たちへの花の持たせ方には違和感がすごい。強引すぎる気がします
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