あさのひかり

マドラス・カフェのあさのひかりのレビュー・感想・評価

マドラス・カフェ(2013年製作の映画)
3.9
実話ベースのいい意味でインドっぽくない映画。ベースのスリランカ内戦は知らないのでそちらについては触れないけれど。ジョン・アブラハムが主役で、優秀らしいけどバカみたいにかっこ良くないリアルにいそうな諜報員が主役。組織の中で振り回されたりとか、関係ない民間人が内戦で命を落とすのはつらい、っていうのが本人の志のベースにあったりして共感しやすい人物像だったので彼に感情移入しながら観てた。

ずっと緊迫してて、どう転ぶか分からないし、誰が信用できるか分からない状況で息つく暇がない。スリランカでの諜報活動に当たるジョンだけど、現地での上司が「サーホー」の署長さんで、あ、やな感じって思ってたけど、やっぱりっていうか、かなり重要な役。

世界にはニュースには乗っかってこないような見えない所で見えない動きがいっぱいあって、そういうのがこっそり世界の中で重要なことを動かしてるんだよな、っていうリアリティがありました。個人的にはおすすめですがネトフリ配信ギリギリで観たのでもう観れないっていう。
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