ミミック

クロッシング・ウォー 決断の瞬間のミミックのネタバレレビュー・内容・結末

3.9

このレビューはネタバレを含みます

・アフガニスタンでイスラム武装勢力タリバンから小さな村を守る任務で派遣されたイェスパー(ロナルトツェアフェルト)大佐率いるドイツ兵と、通訳タリクを通じて現地の自警団や住民たちとの交流と緊迫した生活を描く
・場所こそ限定してるがやり取りが英語な事で、外国の助けが必要な内乱が起きている世界中の地域に当てはめて見れる
・牛を殺したことで生まれる文化の違いから起こる現地の人との軋轢
・コミュニケーションのズレが互いにピリピリした空気になるのはどこでも同じ
・ある時突然襲撃される、当たり前のことだがその日常とのシームレスさが恐ろしい
・タリクの妹が脅される様子を描かずに想像させて、襲撃シーンを見せるメリハリが効果的に働いてる
・一見地味な日常を見せつつもドラマチックな表現を抑えることで、まるでドキュメントのような実在感を演出している
・観念レベルまで引き上げた無慈悲なラストの終わり方が高評価の理由
・イェスパー大佐はラッセルクロウに似た誠実さ溢れる熱血漢
・タリクの治安部隊に協力してるからとタリバン兵に命を狙われているという板挟みな立ち位置も見ていて胸がつまる
・真摯に現地の人たちに向き合った結果仲間を亡くすという行動が宗教観に訴えてくる
ミミック

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