停滞

ウイークエンドの停滞のレビュー・感想・評価

ウイークエンド(1967年製作の映画)
4.0
ハチャメチャ感とその勢いと音と映像のつながりで生まれるリズムが楽しい。冒険劇みたいな感じも良い。
この映画ができたのはカリーナと別れてヴィアゼムスキーと結婚するくらいの年で、それまでは「女は女である」「軽蔑」「気狂いピエロ」とカリーナのことと映画のことが中心的なテーマだったけど、「彼女について私が知っている二、三の事柄」あたりからは資本主義やその産物のブルジョワ、政治について扱い出していることがわかる。でもこの作品は中間に当たるようなテイストだと感じた。絵的にも炎が上がったり血が流れてたり時には逆光の中で官能的なことを話したり。卵落とすのはほげえって感じ。笑。でもあんまりそれぞれのシーンは頭に残ってない。
「あ、ヴィアゼムスキーだ!ジャンピエールレオーだ!」って思った。
停滞

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