Masato

モヒカン故郷に帰るのMasatoのレビュー・感想・評価

モヒカン故郷に帰る(2016年製作の映画)
3.4
ぼのぼの

シュールな絵面が多くて、終始クスクス笑ってました。親が矢沢好きなので、柄本明が演じるお父さんの熱意っぷりがわかる。親も同じカレンダー持ってるし、お皿も持ってる。車のナンバーも勿論830。

妊娠と結婚報告がてら故郷に帰るモヒカン男とその彼女。帰って来たら、父親のガン。
生と死が描かれ、従って明と暗が描かれる。だけども、暗さを感じさせない映画。
何か不幸があれば笑いが起きる。視聴者を絶対に落ち込ませない監督の優しさがあった。

最初はこんな島で田舎にはいたくない、ゲーセンも家電量販店も映画館すら近場にない場所なんか住めるかって都会っ子特有の感じ方だけど、こんなほのぼのした田舎見せられたら住みたくなっちゃうだろ!

125分。物凄く突出した展開とかはなく、ずっと一定した静けさがあって若干退屈した時もあるけど、なんだかんだ世界観が好きだ。

兎に角、矢沢好きの父ちゃんが自分の親と結構被ってるのが笑えた。あそこまでは崇拝してないけど、矢沢ファンって特徴が顕著に出るよね。
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