息子と父親って、いい
私は娘なので、こんな風に父に接する事はできない。恐らく娘はもっと直接的に細々と優しくしてしまう。
こんなに不器用で愛しくてそのまんまの表現はできない。病気は隠すだろうし、間違っている事は正してしまうし、タバコなんて吸わせないだろう。なんだか小さい。
こういう島のあったかさがとても羨ましくいいなぁと思う度に、自分には到底手に入れられないものだと知る。程々の都会で暮らし、程々の自由の中で、自分の事なんてそんなに知らない人々の中で暮らすことを選んだ私には望んではいけないものなのだ。
窮屈でお節介で、それでいてあったかい。それはその中で生きた人達へのご褒美なんだろう。
久々に見たもたいまさこがとても良い。どこでも溶け込むのにそこにいる、という感じが凄く良かった。
所々のくすっとするシーンがどれもこれもすごく好きだった。