沖田修一監督。4作品目。
やっぱ沖田修一監督の安定度えぐい。
ユーモアがあって感動もさせられる映画を何本も作るなんて、尊敬しかない。
海辺で昔の記憶になって喋るシーン、自分のおばあちゃん思い出して少し観るのキツかったけど感動した。
7年も帰ってないって言ってたけど、別に家族の仲が悪いからじゃなくて親父にビッグになった自分の姿を何とか見せたくて頑張っていたんだなと、帰ってからもしっかりと愛を持って見届けたのがすごい感動した。今の時代、こういう愛は当たり前じゃないと思う。自分にも訪れるその時をどうするか考えさせられた。永吉と境遇がかなり重なってて感情移入しやすかった。
柄本明の演技がもう。えぐすぎる。だんだん弱っていく姿がキツかった。最後の最後の断末魔はまさに断末魔だったし笑えた。
ああいう環境で育ちたかった。