てけぽこ

父を探してのてけぽこのネタバレレビュー・内容・結末

父を探して(2013年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

気にはなっていたが後回しにしていた作品。
もっと早く観れば良かった…!

ブラジルのアニメ映画。
全編手書き・セリフが無いという事もあって、素敵な動く絵本を見ている気分でした。

ものの数分で、動き・音・世界観などに心を鷲掴みにされました。
「素敵だ!癒される…。」などと思っているのも束の間、物語は急速に進んで行く…。

この作品は凄いです。
ここまで感情を揺さぶられたのも久しぶり。
絵本が好きな方は是非!
ただ、若干悲しいお話ですのでご注意を。




ーーーここから少しネタバレーーー




真相が明らかになった瞬間「そういう事だったのか!」という爽快感の後に、「そういう事だったのか…」という悲壮感がやってきます。
最後は切なすぎて泣いてしまいました。


2018/02/02追記
2回目の視聴。
結末を知っている状態で見るこの作品はまた違って見えた。
主に、初見よりも重苦しく感じて辛かった…。
音楽だけが救いでしたね。作中の意味的にも。
それでもこんな素晴らしい作品は滅多にない。
ぜひ視聴して欲しい。


2020/09/18追記
3回目の視聴。
未だに新たな発見をする。
全てが繋がっているんだなと。
Twitter上で検索した際に、ボクがぼくに気付いた説があってハッとした。
確かにあそこで転機がある。
一時でも人間らしく生きられたのだろうか…。
誰しもが老いて死ぬ。
その現実からは逃れられないが、本当に毎日を大切に生きていきたい。
てけぽこ

てけぽこ