父を探して(2013年製作の映画)

O Menino e o Mundo/The Boy and the World

上映日:2016年03月19日

製作国:
  • ブラジル
  • / 上映時間:80分
    監督
    アレ・アブレル
    脚本
    アレ・アブレル

    「父を探して」に投稿された感想・レビュー

    haru
    haruの感想・レビュー
    2017/02/04
    4.5
    字幕ついてないけど、ご安心を!

    父を探しに旅に出る少年の話。

    セリフなしと聞いていたのに、最初から父ちゃんと母ちゃんが普通に会話してるから、字幕か吹替必死で探しちゃいました。全然見当たらないから不良品かよ!ってあやうくツ◯ヤを訴えるところだった。どうやら父ちゃんと母ちゃんは、どこの国の言葉でもない言葉を話しているらしく、内容は誰にもわかりません。まだ小さな少年にとって、大人の会話は意味不明ってことでしょうか。
    カラフルでかわいい絵がツボだったんですが、見てみたら中身もわりと濃いめでした。家族で仲良く楽しく暮らしていた少年は、出稼ぎに行った父を追って初めて外の世界へ旅立つのですが、現実の厳しさを突きつけられたり、怖い目にあったりで、楽しいだけでは終わりません。私が子どもの頃に大好きだった絵本「ぞうのまあくん」に似てる気がする。ラストが切ない。
    ちょっと解釈の仕方がわからない部分もありましたので、また見たくなるやつ。たぶん見れば見るほど評価が上がる系だと思いますので、満点にはしません。
    Akira
    Akiraの感想・レビュー
    2017/02/03
    4.1
    絵本のようなクレヨンや水彩絵の具で描いたタッチの優しい世界。
    鮮やかで綺麗な色で、どこか懐かしく儚い感じな印象を受けました。

    絵の雰囲気は『はらぺこあおむし』の色彩と『ニャッキ』笑
    わかる人は幼少期似たものを見て育ったと思います(*´ω`*)


    あぁ
    なんでしょう。
    もの凄い色々なメッセージを感じました。

    ちょっとネタバレです。
    出稼ぎに出てしまった父を探しに旅する少年のお話し。

    父の残した『笛の音』を頼りに追いかけますが、その先々で自分の知らない世界が開けていきます。
    最初は少年の冒険心や視点からなのでわくわくが多いと思っていましたが、都会は危険がいっぱい。
    描写が素晴らしく、機関車はキセルを吸って煙をふかしますし、車が近くをすれ違う音の恐さ。
    兎に角子供の視界、目線を意識した作りになってます。

    空飛ぶ都市(自分とは住む世界の違う富裕層を表現してるのかな)の存在とかを見てると空想や、現実とは別世界の作り物の世界とも思いますが、、、
    先々で出会ったおじいちゃんと青年。
    このおじいちゃんが再登場した時は、
    ふぁっ‼︎‼︎⁉︎Σ(゚д゚lll)
    ってなりました。

    エンディングに向かって自然と儚さが溢れてきますが、最後の最後で希望というか、前向きというか、人生というものについてやんわりと伝えたいものがあるのかなぁと。

    描写に対する伏線が多くてびっくりしました。
    全体的に同じ様な模様が連なる万華鏡的な表現が大ヒントです。(*´ω`*)
    aya
    ayaの感想・レビュー
    2017/02/02
    4.9

    このレビューはネタバレを含みます

    すごい映画だった。すごいすごい!頭の中の世界観が脳内を飛び出してワーって広がっていく感じがすごく好き。どの部分を重要視するかによって評価に高低差が出るようにも思うけど、そもそも出稼ぎというワードがあらすじにある時点でまあ普通のアニメじゃない。でも子供向けじゃないかと言えば決してそうじゃない。幼児ならこの無限ループ的幾何学イラストやそれにマッチングしたラテン音楽でなんかしら楽しめると思うし、小学校の中学年くらいにもなればブラジルの社会問題をなんとなく読み取って、もしくはラストで明かされる主人公の少年の秘密を謎解くことができ、ただの綿花フワフワな映画ではないのだと好奇心を掻き立てる映画になり得てると思う。
    大人であれば出稼ぎというワードから想像できるテーマのシリアスさと、ジャケから読み取れる映像美の世界観の対比みたいなのが見せどこなのかと予想してしまうし、どのへん切り取ってもわたしとしてはすごい映画だなぁと感じる。
    しかしそんな一般論などどうでも良くて、この映画の絵の情報量というか絵だけで語りかけてくる量とパワーがすごくて、基幹はしっかりとブラジルの社会問題がベースにあるのに、ポジティブイメージのあるイラストとラテン音楽を使ってその陰陽戦争みたいなのに勝利させてる手法がすごいというか。ありがちかどうかはよう知らんが、消費社会や資本主義の象徴に対しては本物の人間の写真を少し悪意あるバランスでコラージュしたものを使って人物を描き分けてて、カレルゼマンを思い出した。幾何学模様って無機質なイメージだけどそこに思想を混ぜたらものすごい力が働くんだなって。
    少年の着地点も、私の解釈では老人になった彼の回顧から始まったのではなく、この社会問題を解決しない限り少年はあの青年のような人生を歩み、今のこの境地の老人に至りますよという警告だと感じた。ただそうなってしまったとしても、老人が木の向こうに見ている景色は本物で、彼の記憶の中にある少年時代のユートピアはどうやっても誰にも侵せないですよ、と。そう言ってるような気がした。
    めだか
    めだかの感想・レビュー
    2017/02/01
    4.8


    そう来たか~
    ラストを知った上で、もう一度
    観たい
    ohana
    ohanaの感想・レビュー
    2017/01/28
    4.5
    アニメ作品としては良くも悪くも一言で言えば雰囲気アニメです。

    カラフルな色遣いだったり、実写の写真や映像をコラージュしたり、とても均整の取れた画面構成や遠近感だったりと、「アニメである事」を充分に活かした演出は、一時停止をして眺めてみると現代アートのようにとても芸術的。

    ただ、面白いかと言われると正直眠たい。
    何だ、ただのオシャレ映画かよ。


    ...と、思ってたんですよ。
    ラストを観るまでは!
    あぁ、この何とも言えない感情。
    とても素晴らしい。
    この衝撃は上手く言い表せないけど、多くの方に自分の感受性で味わって欲しい。
    是非人生を振り返るタイミングで。


    03/50
    1000hir
    1000hirの感想・レビュー
    2017/01/28
    3.3
    寝落ちしたので2回見ました。
    映像も音楽も癒し系なので頑張らないとまた寝てしまいそうでした。
    カラフルでポップでファンタジーな世界観の中でラストのギャップ。すごいものを見た!!という感じです。
    セリフなしのヒーリング効果満載の映画なのでこのラストには言われるまで気づかなかったのが残念…
    Nozomi
    Nozomiの感想・レビュー
    2017/01/27
    3.3
    絵本のような絵から
    世界が近代化していくと
    絵柄も変わっていた。

    なかなか難しかった。
    chiho
    chihoの感想・レビュー
    2017/01/27
    2.0
    今風というのかな…
    駿さんを観ている私には全くといっていいほどヒットしなかった。
    ツッカン
    ツッカンの感想・レビュー
    2017/01/27
    3.3
    クレヨンで描いたような絵がとても可愛い。
    でも、眠かった…
    yutanian
    yutanianの感想・レビュー
    2017/01/26
    4.6
    劇場で観て、「すごいモノを観てしまった!」と思えた作品。

    ノスタルジックな手描きアニメと現代アートの融合。
    キャラのセリフなど耳から聞こえる説明は一切なく、
    音楽と手描き感あふれる映像だけで作品の内容がすべて伝わる。

    アニメーションも、ポップなキャラがまぁ動く。
    日本とはそもそもアニメートさせる事への考え方が違うのか。
    手間をかけたキャラクターの動きに脱帽した。

    色味もカラフルでキャッチ―なのだが、
    作品の内容は焦燥・孤独・廃棄など、絵とは真逆のうら寂しさが強く、
    このギャップがとんでもなく素晴らしい。
    それでも、最後はちゃんと救われる(と思える)終わらせ方。

    アニメーションだからこそできる、最高の映画だった。



    ちなみに、鑑賞後に他の方の感想を検索したら、
    「あんな造形のキャラ、誰でも描けるし、そもそも何を言いたいのか分からない」
    と、どこかの誰かが言ってやがった。
    個人の自由とは思いつつも、無知を晒した感想に憤慨した。