父を探しての作品情報・感想・評価 - 5ページ目

「父を探して」に投稿された感想・評価

KUBO

KUBOの感想・評価

3.2
第88回アカデミー賞長編アニメーション部門にノミネートされ、第20回文化庁メディア芸術祭でアニメーション部門の優秀賞に輝いた「父を探して」を鑑賞。

綿花の摘み取りの出稼ぎに出かけた父親を探しに旅に出る幼い息子。だがストーリーはあってないようなもの。本作で特筆すべきは、その自由で独特なアニメーション表現。

丸顔に毛が3本の主人公「息子」は初期ミッキーマウスのように手足は「線」だけの「鉛筆画」風。家族が暮らす村や畑は「クレヨン」のようなタッチ。

「線」や「抽象的な形」が自由に踊り跳ねる様子は「ファンタジア」のようでもあり、「切り貼り」や「コラージュ」の手法を取り入れてカラフルに展開していく辺りは「イエローサブマリン」的とも言える。

ともかく絵的な発想が自由で制限がない。ひとつひとつの絵に情報を詰め込むジャパニメーションとは対極にあるような自由さ。昔の「ピクサー」の短編みたいなセンスに近い。

テーマ的には「文明批判」や「環境破壊」などにも触れてはいるが、この作品はあまり考えすぎずにその映像を体験するのがよいと思う。ただセリフなしで80分はちょっと長い。30分くらいで Short Shorts でもよかったかも。
最初の15分で2回ほど寝落ちしてしまった。
父親を探す子供の目を通してブラジルの社会問題を写す映画。絵とのギャップがすごい。
言いたいことは分かるけど、好みかどうかというとうーんて感じでした。
台詞のないポップなタッチの絵でストーリーが進んで行くアニメーション作品。
我々大人の心に訴えかける作品で、心打たれる話だった。
歳を重ねてから観るとまた違って見え、もっと感動するんだろうなと感じました。
台詞ではなく絵、映像で伝える映画
最初は絵が可愛いと思って手に取ったが、ブラジルの社会について勉強になる作品だった
途中で実際の映像、写真が出てくることによってより実際の現状が伝わりやすかった
個人的には父を探すことが目的なのか、社会を色々知っていくのが目的なのかがわからなかったのでラストもあんまり驚かなかったかなっていう感じでした…

このレビューはネタバレを含みます

ブラジルの文化をあまり知らないからか、絵や音楽のスタイルがものすごく新鮮に感じた。

少年の旅の途中に出会う、紡績工場で働く青年やおじいさんは、お父さんのと同じ楽器や両親の写真を持っていたことから、つまり少年自身ということか。

父の面影を探して少年が新しいものに触れ成長していくのを、あたたかいタッチで思い出として描きつつ、近代化していく発展途上国の、流れ作業の機械化による労働者の失業問題、森林伐採、大気汚染、河川汚染、治安の悪さ、デモ行進、内部紛争などの社会問題も提示している。
素晴らしい……!!
台詞がなくとも雄弁な構成
色鮮やで素朴な故郷や音楽の画とコラージュのような暗く澱んだ街の画 そして挿入される実写映像!様々な楽器がつくる音楽、きしむ機械の音、走る軽やかな足音……
実験的で新鮮ながらも誰かを拒むようなそれではなく、どれもが全て身の回りにかつてあった、そして現在も存在するもので、懐かしさや、やるせなさ、哀しみと歓びを味わわせてくれた。

わたしは都会で生まれ都会で育ったけれど、田舎で長く過ごしたこともあって、そのどちらにも感じるものは色々とある。死ぬところはどこかわからないしまだ望む場所も特にはないけれど、今はどちらかといえば都会の方が好きだ。けど、この監督の視線が、主人公の観る世界が、羨ましくて羨ましくて仕方がないんだよなあ。

いやもう最後の缶を耳にあてるところ、泣いてしまったな……
いとう

いとうの感想・評価

3.9
ブラジルのアニメ映画?って感じだったけど、すごく社会派な作品でした。
すが

すがの感想・評価

3.7
絵本みたいなかわいらしい絵と思いきやめっちゃ社会派映画

見終わったら心が痛い。

映像の演出がすごい
yu

yuの感想・評価

5.0
絵本のような世界観と、心地の良い音楽。

子供の書く絵のような、夢を見ているような色彩。

街のシーンのなんともいえない都市の不気味さ。民族と祈りと争い。

遠い日のあたたかい記憶。

わたしの好きな要素がこれでもかというほどぎっしり詰まった映画でした。最高です。