父を探しての作品情報・感想・評価 - 6ページ目

「父を探して」に投稿された感想・評価

素晴らしい……!!
台詞がなくとも雄弁な構成
色鮮やで素朴な故郷や音楽の画とコラージュのような暗く澱んだ街の画 そして挿入される実写映像!様々な楽器がつくる音楽、きしむ機械の音、走る軽やかな足音……
実験的で新鮮ながらも誰かを拒むようなそれではなく、どれもが全て身の回りにかつてあった、そして現在も存在するもので、懐かしさや、やるせなさ、哀しみと歓びを味わわせてくれた。

わたしは都会で生まれ都会で育ったけれど、田舎で長く過ごしたこともあって、そのどちらにも感じるものは色々とある。死ぬところはどこかわからないしまだ望む場所も特にはないけれど、今はどちらかといえば都会の方が好きだ。けど、この監督の視線が、主人公の観る世界が、羨ましくて羨ましくて仕方がないんだよなあ。

いやもう最後の缶を耳にあてるところ、泣いてしまったな……
いとう

いとうの感想・評価

3.9
ブラジルのアニメ映画?って感じだったけど、すごく社会派な作品でした。
すが

すがの感想・評価

3.7
絵本みたいなかわいらしい絵と思いきやめっちゃ社会派映画

見終わったら心が痛い。

映像の演出がすごい
yu

yuの感想・評価

5.0
絵本のような世界観と、心地の良い音楽。

子供の書く絵のような、夢を見ているような色彩。

街のシーンのなんともいえない都市の不気味さ。民族と祈りと争い。

遠い日のあたたかい記憶。

わたしの好きな要素がこれでもかというほどぎっしり詰まった映画でした。最高です。
mimi

mimiの感想・評価

3.3
動く絵本📚

可愛さと反して社会派。
ラストの結末を知ってから再度観るとまた違った視点で観ることができそう。

このレビューはネタバレを含みます

気にはなっていたが後回しにしていた作品。
もっと早く観れば良かった…!

ブラジルのアニメ映画。
全編手書き・セリフが無いという事もあって、素敵な動く絵本を見ている気分でした。

ものの数分で、動き・音・世界観などに心を鷲掴みにされました。
「素敵だ!癒される…。」などと思っているのも束の間、物語は急速に進んで行く…。

この作品は凄いです。
ここまで感情を揺さぶられたのも久しぶり。
絵本が好きな方は是非!
ただ、若干悲しいお話ですのでご注意を。




ーーーここから少しネタバレーーー




真相が明らかになった瞬間「そういう事だったのか!」という爽快感の後に、「そういう事だったのか…」という悲壮感がやってきます。
最後は切なすぎて泣いてしまいました。


2018/02/02追記
2回目の視聴。
結末を知っている状態で見るこの作品はまた違って見えた。
主に、初見よりも重苦しく感じて辛かった…。
音楽だけが救いでしたね。作中の意味的にも。
それでもこんな素晴らしい作品は滅多にない。
ぜひ視聴して欲しい。
生活ができなくなり、都会に出た父を追って旅に出た少年。
田舎は田舎で、のんびりして、とてもいいところ。
でも、それじゃいけないんだ。

最初に会った老人。
病気で仕事を首になる。

その次、会った青年。
自動化が進み職を失う。

世界は、どんどん進むが、取り残される人も多い。
そんなことは関係なく進んでいってしまうのが悲しくなる。

そして、気づく。
老人、青年、すべて自分だったことに。
田舎に帰ってきたら、家は荒れ果てていた。
でも、周りの人は自分の暮らしを取り戻していく。
なんだか明るい未来がありそう。
老人でも間に合うかな。

色がきれいで、言葉は要らない。
こんなに黒い色が嫌だと思ったことはない。
世界は言葉がなくても、通じるんだ。
の

のの感想・評価

4.4
アニメーション映像がとにかく美しい。
ラスト、唐突に差し込まれる実写映像が鮮烈。
missoyster

missoysterの感想・評価

3.8
万人ウケはしないだろうけれど、こうゆうアニメーションも面白い。

そして環境や、ファストファッションに対する抗議的メッセージは、深く心に刻まれる作品。
素敵でした。
nero

neroの感想・評価

4.0
ほのぼの成長譚のようだが、実はかなりの社会派アニメ。自然に生きる少年がたどる旅路は、文明化・工業化・そして全体主義へという人類史を俯瞰するものであり、さらに途中で出会う人々が、自分自身の異なる時間での姿であったというアイロニカルな超展開。これを全編セリフなしで描いてしまう監督の力量に脱帽だ。

監督はブラジルのインディペンデントアニメ界の新鋭アレ・アブレウ。
表現はまさに自由自在。クレヨン・パステル・水彩・カラーインクetc、が縦横に駆使される手描き主体の画像は、CMYKの奔流という感じで心地良い。RGBだって同様。蛍光発色や透過光、コラージュ・フォトモンタージュ・実写映像をも駆使して世界を作り上げていく。この表現手法に囚われないフリーダムさが素晴らしい。JJ=植草甚一師なら喜んだだろうなぁ。もう日本ではこういうのは実験アニメくらいで、劇場向けで作るのは無理かもしれないなあ。