さすがに96年の作品なので脚本も演出も作画も古臭く感じるかもしれないけど、水準以上のレベル。先日のルパン三世スペシャル『グッバイ・パートナー』(2019年)より映像クォリティは高い(と思う)。
あらためて観ても、主人公、冴羽獠が数分ごとに美女たちにセクハラしまくり返り討ちにあうドタバタギャグはひたすらおかしい(若い人たちには寒いだけかも?)。
もちろん海坊主対凄腕ヒットマン、大統領候補マクガイアとシークレットサービスの新庄安奈親子の和解など、締めるところは締めてくれる。悪役たちがどいつもこいつも徹底的な腐れ外道ばかりなので倒される度にスカッとさせてくれるのもポイントが高い。
まさにエンターティーメントアクション。何十年たっても映画版が作られるのも納得である。(僕の世代には)シティーハンター・冴羽獠は永遠のヒーローだ。
声優陣もレギュラーの神谷明、伊倉一恵、麻上洋子、玄田哲章、小山茉美に加え、ゲストの天野由梨、大塚明夫、戸田恵子、麦人、中田和宏、市川治とみんなまだ若いので絶好調だ。