やま

コスモスのやまのレビュー・感想・評価

コスモス(2015年製作の映画)
3.8
この監督の「ポゼッション」昔から観たくてたまらないんだけれども、なかなか入手できません。
ついこの前公開していたことを先ほど知り後悔。


アンジェイズラウスキー監督作品初鑑賞。
こういう尖りまくっている映画が好きなので好きでした。


イカれてる人物たちが出てくる。
情報量の多い画が何度も出てくる。
特に好きだったのはグリーンピースをぶちまける場面。変態な恋しちゃってるのが最高。


カメラワークもなかなか良い。
これだけ動くにも関わらず、カットの繋がりに違和感がなく、むしろ良い。編集が最高な映画であるのかもしれない。
基本的に訳の分からないシーンであるにも関わらず、無駄な部分は上手く削られてるのが良い。


「物事にはなんで順序があるんだ」とぼやく小説家の主人公。どれが本当の物語であるのか分からないままこの映画は幕を閉じる。
エンドロールにはメイキングが流れるので、そもそもこれはただの映画なのだろう。


訳わからない感じが永遠と続いていく。
面白いと思えるのだが置いてけぼりにされ最後の方には退屈してしまった。
もう少し尺が短ければ傑作だったのではないかと思ったりもした。


他の作品も観てみたい。
海、森といった感じに自然が豊かな映画。
波にさらわれる主人公。
やま

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