おたしん

人間の値打ちのおたしんのレビュー・感想・評価

人間の値打ち(2013年製作の映画)
3.6
登場人物好きになれなかったな。
でもそれは生々しかったからであって人間ってこうだよねって感じ。
強いて言えばルカに同情した。

ストーリーを複数のキャラクター視点で見ていく作品は好き。
今回は全員重い雰囲気で進んでいった。
何かしら問題抱えているんだろうとは思っていたけど結局は自分から突っ込んでしまってるんじゃないかな。
時にはしょうがないときや他人の巻き添えってのもあるけどもう少し耐えられればとか他の方法がとか考えちゃった。

サスペンス映画だけど誰が犯人とかが重要でもなかった。
まあ犯人になりたくないとか焦りとかどうにか関わらないようになどのリアルな行動や思考が見れたのは面白かったけど。

第4章:人間の値打ち
これが全てでした。
最初は何だんかんだ結局金かって思った。
金は人を変えるし手っ取り早く解決できるのもの金。
それでも命には代えられないけど。
簡単なのかもしれないけどリスクがゼロではないことを覚えておくべき。

そしてラスト。
慰謝料のリアルな金額。
状況はあれど高額な情報売買が行われた後だったからすごく生々しい。
人間に価値をつけるべきではないし増してや値段なんて。
でも知らずのうちに値付けられてるのか…。
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