緑はよみがえるに投稿された感想・評価 - 14ページ目

『緑はよみがえる』に投稿された感想・評価

kaorui

kaoruiの感想・評価

4.0

今回分かった、僕はオルミの作る絵が好きなんや。
ずーっと観ていたくなる。
全て削ぎ落とし、詩情たっぷりの絵を通して、オルミは、自身追い求めてきた、祈りは叶えられるのか、神は在るのか、を問う。
答えは…

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ucchang

ucchangの感想・評価

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スクリーン映っていたのは国のために戦う兵士ではなく、家族や仲間を思う人たちだった。
ずん

ずんの感想・評価

3.5
この戦争を体験した人の話を映し出した納得の映画でした
とても寂しくて恐怖に包まれて
冷たい空気に響く歌声とカランカランと鳴る鐘の音がどこか安心できました
帰ろう故郷に
なぜ戦う?
雪に埋もれる中で
命を賭ける大義が何処に
閉ざされたアルプスの凍える山肌を
あっけらかんと月が照射し
白く輝くカラマツと
動物たちの姿が見える

山の稜線と満月。
雪の中の狐。
夜の雪原は穏やかで、
光る木を見つめる
兵士の眼差しは温かい。

ややもすると寓話的。

そして轟く爆弾の投下音。
崩れる土豪。
そして再び訪れる悲しいほどの静寂。

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白黒に見える程抑制された、雪に閉ざされた塹壕の映像にある仄かな燈火は、前線で憔悴する兵士たちの命の揺らめきのようであり、照明弾や爆撃の光は残酷で、月や自然の美しさは静謐で無慈悲。静かにしかし強く伝え…

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skm818

skm818の感想・評価

4.1

このレビューはネタバレを含みます

多分第一次大戦だと思うが、ある山の上の方に設置されてるイタリア軍の塹壕での一夜。すぐそこに敵軍。歩哨が屋根で歌ったら向こうにも聞こえてウケてるレベル。大雪で一時休戦となっているところに少佐がやってき…

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薪

薪の感想・評価

4.0

月が銀白の大地を照らす凄惨な戦争も、緑がよみがえれば全て忘れられてしまう。
そして実際に忘れてしまった現代人に対する監督からのメッセージだ。
『ブリッジ・オブ・スパイ』同様、老監督としての「今を生き…

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巨匠オルミの最新作。第一次世界大戦の塹壕戦を禁欲的に描く。全編が雪の夜、壕の狭い密室空間、難易度の高い設定でオルミが攻める。敵は描かれず、ただ耳をすますしかない。そして命令を伝える電話。すべてが音で…

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kv492

kv492の感想・評価

5.0
色彩を殺した銀残し風画面。美しい風景、美しい自然は出てきません。
「美しい自然と愚かな人間の対比」とか、安易な観念的理解を拒否した、映画的な映画でした。

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