邦洋問わず腐る程見てきたような内容だったけど、コミカルなシーンが多くて最後も笑いで締めるってのは結構斬新。
日本もこの手のヒロインが病に侵されちゃうお涙頂戴物が量産されてた時代があったなあとしみじみ。
まあこの映画は安直なお涙頂戴物ではなかったけど。
イタリア映画は大昔から良くも悪くも変わらないね。
大金を掛けたエンタメ映画とかは聞かないけど、低予算でも愛の形を芸術的に描くのは上手い。
ありきたりだったけどお国柄が垣間見えて中々楽しめた。
ただ前半部分がトントン拍子で進んで行くから主役2人の愛の深さを描写するシーンがあまりなく、そこまで愛し合うのはなぜ?とちょっと腑に落ちない部分もあった。
それに移民は嫌いだなんて言っちゃうレイシストなのに…イケメンは無敵って事か?(笑)
恋に落ちるのにもっと納得がいく理由付けが欲しかったとこ。