mar88

ボヴァリー夫人とパン屋のmar88のレビュー・感想・評価

ボヴァリー夫人とパン屋(2014年製作の映画)
3.8
疲れた時に観る映画その②
コメディーに限ってですが、「おフランス映画」。
色彩、間合、突飛と思われる性アピールと変わらずニヒルで個人主義なのに、フランス映画特有の恋愛気質な感じの「間」の微妙な感じが面白い。

この要素がまるで、おとぼけコントのよう。

何より私にはフランス語の発音がとても心地いい。
気がついたら「音」がしんどくてあまりがちゃがちゃした音を聴きたくなくて、何気なく観てたらフランス語が心地いいことを最近知った。
劇中もギャンギャン言わないところも好み。

(聴き取れる単語が一つもないというのも確実にあるので、恥ずかしさもさらけ出そう)

パン屋のおじ様が、隣の婦人にエロい妄想をするという安っぽいアダルトな物語のようですが、そこはおフランス、洒落てます。

「夜明けの祈り」を観てから気になった監督ですが、雰囲気が全く違っていて戸惑っています。
物凄い飛躍だと思うのです。
(この作品の方が先。全然違います)

この違いを是非観てみてほしい。
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