ウルフガー

ファイティング・ダディ 怒りの除雪車のウルフガーのネタバレレビュー・内容・結末

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このレビューはネタバレを含みます

アマゾンプライムにて視聴。面白かった。ちょっと他にない味わいの映画で単なる復讐譚ではなかった。いかにもB級コメディアクションな邦題だが、あからさまな笑いでなくジワジワくるというか、シリアスを装ってシニカルなギャグを入れてくる感じだった。初期コーエン兄弟っぽい。

なんと言うか形だけ復讐物のパターンを借りて形骸化した殺し合いを通して人生の虚しさまで感じてしまった。人間の愚かさというか。この主人公は完全に抜け殻で序盤でライフルを口にくわえた瞬間にもう死んでいたのだろう。あのシーンから最後まで主人公が死ぬ間際の一瞬で見た夢なのかもしれない。

ブルーノ・ガンツがセルビアマフィアのボスでなかなか豪華だなと思った。というか主人公がよく見る人だけど名前知らないあの役者さんで、この人を主人公にキャスティングした時点でもうなんかちょっと面白いんだよね。
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