ぺん

ファイティング・ダディ 怒りの除雪車のぺんのレビュー・感想・評価

3.8
ファインディングニモとマッドマックスを混ぜたようなアホな邦題の割に、静謐な雰囲気の北欧復讐劇。
タイプの違う父子が出てきますが、そういえば主役のスカルスガルドさんはビル・スカルスガルドのお父さんなのね。

誰かを始末する度、名前と宗教をデーンと表示する演出はシュールでスタイリッシュ。
シリアスになりきらず、度々挟まれるシニカルなギャグに笑った。
ヴィーガン主義のボスが野菜ジュース振る舞ったり、雪遊びにキャッキャするギャングとか。
悪党なのに可愛いインテリアの部屋に住むし…メインストーリー以上に小ネタが気になる。

子を亡くした父親同士の無言のドライブは切なさを煽るのに、パラグライダーにまた笑う。

リーアムニーソン主演でリメイクされるとのことで、彼はオリジナル版と比べていかにも強そうだからなぁ…
どう変わるか楽しみでも不安でもあります。
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