イライライジャ

Mere Brother Ki Dulhan(原題)のイライライジャのレビュー・感想・評価

Mere Brother Ki Dulhan(原題)(2011年製作の映画)
3.7
タイトルは『僕の兄嫁』という意味で、5年間付き合ってた彼女と別れたロンドン在住の兄(アリー・ザファル)が、インドで結婚相手を探してくれと弟(イムラン・カーン)にお願いして見つけたお見合い相手(カトリーナ・カイフ)が、弟の昔の知り合いだった。兄とその女性はお互い気に入って結婚することになるけど、兄がインドに来るまでの独身最後の日を弟と一緒に過ごし、弟と兄嫁が惹かれ合ってしまうというあらすじ。

久しぶりにインド映画らしい楽しいインド映画を好きな俳優陣で観れてハッピー。イムランカーン踊らない俳優と思ってたのにめちゃめちゃ踊る。タイトルソングのダンスが『ダバング』ぽいなと思っていたら本編にポスターが出てきてた。
兄弟の仲が険悪になったり、ドタバタ三角関係になることもなく、綺麗に収まっていたけど普通に考えたら兄にとっては気が悪い話かもしれない。カトリーナカイフ演じるディンプルがパワフルかつ野生的で自ら駆け落ちしようと提案する積極的なヒロインで、カトリーナだからこそ成り立つ魅力が凄かった。
アリーザファルは死ぬほどかっこよくて超ド級に好みでとろけてしまいそうな男前だけど、わりとバカっぽい役でインド人から見たらどういう位置付けなんだろう。そして本作でも3人で踊るダンスシーンはアリーザファルが歌っている。なんて多才な男前なんだ!!ただ若干モブみが強い。

最近こういう何のテーマもない娯楽映画あんまり見かけないから久しぶりに求めてるものに出会えた。
監督は『Gunday』や『Sultan』のアリー・アッバス・ザファル。ややこしいけどアリー・ザファルとは別人だよ!