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AMY エイミーのRIOのレビュー・感想・評価

AMY エイミー(2015年製作の映画)
3.7
創造と破壊を両手に抱えて
── 歌声が自らの体をまるごと満たすような空虚な充足

2011年ロンドン アビー・ロード・スタジオでのレコーディングは泣けてくる
トニー・ベネットを隣りにして緊張しているエイミーがソウルフルで渋い

グラミー賞を受賞したときに受賞できたからというよりもトニーが名前を呼んでくれた事に感激している

毎回ビーハイブヘアの高さが増していく激しさ
エイミーのファッションセンスの超ミニスカは可愛い💠本当に素敵だし才能溢れるアーティスト
何よりもピュア そのものが人気取りが嫌だったり薬物にいってしまったように思えてならない
歌えなくてステージにただ座り込んでるその赤い影にすら芸術性を感じる

色んなとこに見える優しい彼女の周りにたくさんの人間が住み始めても心は独りだったんだと冷酷でもあり美しくも思える
爆発的なエナジーを解放するのは歌だけであって誰かが傍で枠みたいになってなければならなかった
エイミーの生き方は無茶かもしれないけど自分なんかは微塵も生きてないように感じて脳ミソが痺れちゃいます
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