古池

お遊さまの古池のレビュー・感想・評価

お遊さま(1951年製作の映画)
4.1
禁断の…母の面影。マザコン…。「源氏物語」?
お見合い相手の姉(家族)に近づきたいが故に、お見合い相手と結婚!「ロリータ」?(読んでない)
はは~ん…と観ていたら、初夜の嫁の告白に、びっくり仰天ですよ。
さすがは原作・谷崎! 読んでませんが、読みたい。怒濤のどろどろ展開。

お遊さま、凄まじく悪女というか…強欲なお人ですなぁ。
なのに、なんで被害者ぶってるんですか…?? まあ、話が転がるきっかけになる悲劇は、彼女のせいじゃなくて不可抗力ですけど。
でもまぁ、そもそも主人公?である夫・慎之介が最悪ですね。
お静の当初の決意は、愚かだけれど…お静は、せつない。音羽信子さん、可愛らしかったし。可憐。
ラスト近く!「えぇえ~~?!!」って声出てしまった。……狂ってない?狂ってないのかな?
慎之介、お前は最低だよ……。

雅などろどろ、思いっきり堪能してしまった 笑
古池

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